『注文住宅 年収600万円の資金計画』の解説ページをアップしています。
年収600万円でのモデルケースを例にした実例的なシミュレーションで分りやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
>> 年収600万円の注文住宅費用計画シミュレーション解説はこちら
当サイトの住宅資金計画用シミュレーターを使用して、シミュレーションを見ながら年収600万円の人の家づくりの資金計画を考えてみましょう。
年収が600万円で注文住宅で家を建てた人はどれくらいいる?
住宅金融支援機構が行っているフラット35利用者調査(注文住宅を購入した人の年収)から、年収が600万円で注文住宅を家を建てた人がどれくらいいるかを見てみましょう。
当サイトでは、注文住宅で家を建てた人の年収について以下のページでまとめています。
⇒ 注文住宅を購入した人の年収は?
次の表は、年収ごとの人数を表しています。(全国の調査結果です。)
※平均の欄は、年収の平均で金額の単位は、千円です。
全国 | 総計 | ~99.9万円 | 100.0~199.9 | 200.0~299.9 | 300.0~399.9 | 400.0~499.9 |
---|---|---|---|---|---|---|
10345 | 101 | 521 | 1451 | 2405 | 2158 | |
500.0~599.9 | 600.0~699.9 | 700.0~799.9 | 800.0~899.9 | 900.0~999.9 | 1000.0~1099.9 | |
1283 | 872 | 541 | 327 | 197 | 131 | |
1100.0~1199.9 | 1200.0~1299.9 | 1300.0~1399.9 | 1400.0~1499.9 | 1500万円~ | 平均 | |
70 | 74 | 41 | 34 | 139 | 4952.7千円 |
住宅金融支援機構:フラット35利用者調査(2014年度集計)より
この表の年収の幅は、100万円ごとであり、年収が600万円に近い人の数に限って知ることはできません。
そのため、おおよその数としては、500万円台と600万円台の人数を足して、2で割ってみることにします。
つまり、
2155人 ÷ 2 = 約1072人
調査対象人数の合計が、10345人ですから、年収600万円の人(約1072人)は、全体の約10%程度とみることができそうです。
では、年収600万円の人の住宅資金計画をシミュレーションしていきましょう。
年収600万円の資金計画シミュレーション条件
シミュレーションをする条件は以下のようにします。
シミュレーションする条件
- 年収:600万円
- 住宅ローンの返済期間:35年
- 住宅ローンの借入れタイプ:全期固定金利型
- 住宅ローンの金利の利率:1.37%
- 頭金:なし(0円)
- 土地購入費:含めない
当サイトのシミュレーターは、誰でも簡単に使用できますから、このページをご覧になった後に、ご自身の条件に合わせて色々なシミュレーションを行っていただくと良いと思います。
金利について
金利については、フラット35(住宅金融支援機構)のホームページにある「最新の金利情報」を参考にしました。
⇒ フラット35の最新の金利情報
※2016年7月現在の金利は以下のようになっています。
※当サイトでは、この金利条件をもとにシミュレーションを行っていきます。
融資率 | 取扱金融機関の提供する 金利の範囲 |
取扱金融機関の提供する 金利で最も多い金利 |
|
---|---|---|---|
返済期間:21年以上35年以下 | 9割以下 | 年0.900%~年1.570% | 年0.900% |
9割超 | 年1.340%~年2.010% | 年1.340% | |
返済期間:20年以下 | 9割以下 | 年0.830%~年1.500% | 年0.830% |
9割超 | 年1.270%~年1.940% | 年1.270% |
① 住宅ローンの毎月の返済額を考えてみましょう
当サイトのシミュレーターを使用して、年収600万円で、住宅ローンの毎月の返済額を探してみましょう。
⇒ 住宅ローンの安全な毎月返済額を見つけるシミュレーション
シミュレーションする条件をもとにシミュレーターを以下のように設定してみましょう。
設定後に、[計算する]ボタンをクリックするとシミュレーションを見ることができます。
この考え方については、当サイトの次のページでも詳しく説明させていただいております。
⇒ 住宅ローンを無理なく返済する借り入れの方法
シミュレーションの結果
設定内容
年収 | 返済期間 | 利率 |
---|---|---|
600万円 | 35年 | 1.37% |
計算結果
毎月 返済額 |
借入れ 総額 |
年間 返済額 |
返済 負担率 |
住宅ローン差し引き残金 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
年収残 | 手取り残 | 月収残 | ||||
5万円 | 1659万円 | 60万円 | 10% | 540万円 | 432万円 | 36万円 |
6万円 | 1991万円 | 72万円 | 12% | 528万円 | 422万円 | 35万円 |
7万円 | 2323万円 | 84万円 | 14% | 516万円 | 413万円 | 34万円 |
8万円 | 2654万円 | 96万円 | 16% | 504万円 | 403万円 | 34万円 |
9万円 | 2986万円 | 108万円 | 18% | 492万円 | 394万円 | 33万円 |
10万円 | 3318万円 | 120万円 | 20% | 480万円 | 384万円 | 32万円 |
11万円 | 3650万円 | 132万円 | 22% | 468万円 | 374万円 | 31万円 |
12万円 | 3982万円 | 144万円 | 24% | 456万円 | 365万円 | 30万円 |
13万円 | 4314万円 | 156万円 | 26% | 444万円 | 355万円 | 30万円 |
14万円 | 4646万円 | 168万円 | 28% | 432万円 | 346万円 | 29万円 |
15万円 | 4978万円 | 180万円 | 30% | 420万円 | 336万円 | 28万円 |
16万円 | 5309万円 | 192万円 | 32% | 408万円 | 326万円 | 27万円 |
17万円 | 5641万円 | 204万円 | 34% | 396万円 | 317万円 | 26万円 |
18万円 | 5973万円 | 216万円 | 36% | 384万円 | 307万円 | 26万円 |
年収600万円の人が住宅ローンを組む場合の毎月返済額はいくらにするべきか?
シミュレーションの計算結果より、毎月返済額が5万円から18万円までを表にしてみました。
返済負担率を見ると、例えばフラット35で融資を受ける場合は、毎月返済額が17万円以下となります。
※フラット35では、年収が400万円以上の場合、返済負担率の基準は35%以下と決められています。今回は、年収が600万円として設定していますから、返済負担率は35%以下となります。
返済負担率について詳しくはこちら ⇒ 住宅ローンの返済負担率とは
今回、住宅ローンの毎月の返済額を12万円(返済負担率24%)にしてみた理由は、一般的に返済負担率は25%以下が良いと言われているからです。
年収が600万円の場合は、もう少し余裕をみて、毎月返済額11万円(返済負担率22%)もしくは、毎月返済額10万円(返済負担率20%)を選択しても良いかもしれません。
② 住宅ローンの毎月返済額から資金計画をシミュレーションしてみましょう
年収600万円では、住宅ローンの毎月返済額を12万円にすることにより、返済負担率が24%になることが分かりました。
では、毎月の返済額を12万円として住宅ローンを借入れた場合、家づくりの費用をどのように計画するといいのか、シミュレーションしてみることにしましょう。
⇒ 家づくり資金計画シミュレーション
シミュレーションする条件
- 住宅ローンの毎月の返済額:12万円
- 住宅ローンの返済期間:35年
- 住宅ローンの金利の利率:1.37%
- 頭金:なし(0円)
シミュレーションする条件をもとにシミュレーターを以下のように設定してみましょう。
設定後に、[計算する]ボタンをクリックするとシミュレーションを見ることができます。
シミュレーションの結果
設定データと住宅ローン借入金・総費用算定結果
毎月返済額 | 返済期間 | 利率 | 借入金 | 頭金 | 総費用 |
---|---|---|---|---|---|
12万円 | 35年間 | 1.37% | 3982万円 | 0万円 | 3982万円 |
総返済額と支払利息
総返済額 | 借入金 | 支払利息 |
---|---|---|
5040万円 | 3982万円 | 1058万円 |
資金計画シミュレーション
予備費 | 予算費用 | 本体工事費 | 別途工事費 | 諸費用 |
---|---|---|---|---|
0円 | 3982万円 | 2787万円 | 796万円 | 398万円 |
199万円 | 3783万円 | 2648万円 | 756万円 | 378万円 |
下段:予備費を準備(予備費 = 総費用 × 5%)
予備費とは、家づくりには様々な費用が発生するため、想定外の費用が発生したときに困らないようにするために、あらかじめ費用を加味しておく考え方です。
予算費用は、総費用から予備費用を差し引いた残額です。
家づくりの費用は、以下の計算式で算定しています。
- 本体工事費 = 予算費用 × 70%
- 別途工事費 = 予算費用 × 20%
- 諸費用 = 予算費用 × 10%
年収600万円の人の家づくりのまとめ
さて、ここでは年収が600万円の人の場合の家づくりについて、住宅ローンの毎月の返済額を検討し、その返済額(毎月12万円、返済負担率24%)をもとに住宅資金計画を当サイトのシミュレーターを使用してシミュレーションを行ってみました。
まとめると以下のような結果となりました。
住宅ローン借入れ計画
毎月返済額 | 返済期間 | 利率 | 借入金 | 頭金 | 総費用 |
---|---|---|---|---|---|
12万円 | 35年間 | 1.37% | 3982万円 | 0万円 | 3982万円 |
資金計画シミュレーション
予備費 | 予算費用 | 本体工事費 | 別途工事費 | 諸費用 |
---|---|---|---|---|
0円 | 3982万円 | 2787万円 | 796万円 | 398万円 |
199万円 | 3783万円 | 2648万円 | 756万円 | 378万円 |
今回のシミュレーションは、あくまで年収が600万円ということだけに着目して考えてみたものであり、それぞれの家庭の事情や個人個人のライフプラン等につきましては考慮していませんので、そのことにご理解とご了承をいただき、参考にしていただければと思います。
では、次にこの予算でどのような家を建てることができるかを知る方法について説明します。
年収が600万円、総予算3780万円でどのような家を建てることができるか?
年収が600万円で、住宅ローンの毎月の返済額を12万円(全期固定金利、利率1.37%、35年返済)とすると、総予算は約3780万円~3980万円(頭金なし)となりました。
ここでは、少し余裕をみて、総予算を3780万円として検討を進めてみたいと思います。
では、この総予算3780万円で、注文住宅ではどのような家を建てることができるかを検討する必要があります。
とはいっても、どうすればいいのかよく分からないという方がほどんどでしょう。
注文住宅会社に行って提案をしてもらうにしても、どの会社に何軒行けばいいのか分かりません。
かといって、この段階で総合住宅展示場のハウスメーカーのモデルハウスに行くことは、私としてはおすすめしません。その理由は、当サイトのこちらの記事で書いております。
⇒ 家づくりのはじめの1歩でつまづかい秘訣
では、どうすればいいのでしょうか?
その一括依頼サイトがこちらです。
⇒ 【タウンライフ家づくり】優良注文住宅会社600社以上が登録の人気抜群の無料一括依頼サイト
「これって、もしかして宣伝じゃないの」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
例えば、「埼玉県川口市」として作成依頼をしてみると、次のような注文住宅会社に一括依頼ができます。
大手ハウスメーカーをはじめ、地元の工務店まで一括依頼をすることができます。
まずは、年収が600万円で、総予算が3780万円では、どんな家づくりができるかを知ることが目的ですから、このようなネットの一括依頼サイトで楽をして始めてみることをおすすめします。
タウンライフ家づくりを利用するときは、ここがポイント!
もし、タウンライフ家づくりを利用してみたいと思われた方は、ひとつ大切なポイントがあります。
それは、入力項目にある『希望の総予算 ※必須』には、今回検討した資金計画の予算に近い「3500万円くらい」もしくは、「4000万円くらい」を選択することです。
総予算は、家本体の工事費用だけではなく、別途工事費や諸費用なども含んだ、家づくりに関わる全ての予算を入力します。
本当は、「3780万円」と設定したいところですが、『希望の総予算』はあらかじめ設定された金額から選択することになっているので、この金額に近い総予算を選ぶことになります。
なお、その下にある『自由記入欄』に、希望の総予算を書いておくといいでしょう。
その他の入力項目は、特に難しいこともなく、「※必須」とある項目の入力忘れがなければOKです。
この一括依頼サイトは、今スグに家づくりを始める予定ではないという方でも、家づくりの準備のために利用することができますから、ぜひ利用してみるといいでしょう。
>>『タウンライフ家づくり』はこちらです
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そのためには、より多くの注文住宅会社の資料を集めることが必要です。
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どうせ、資料集めをしなければならないのですから、簡単に疲れない方が良いにきまっていますよね。
もちろん一括見積りサイトの利用料金は、無料です。
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最後にお願い
住宅ローンについても、年収だけから融資が受けられるとは限らず、様々な事前審査等があります。
実際に家づくりを始める場合には、費用や住宅ローンなどについて、注文住宅会社や金融機関にしっかりと確認をしていただきますようお願いいたします。